鈴木啓介 大学生世界一人旅ブログ

大学生がバックパッカーにて世界を一人旅。

マレーシアでの生活その1 宗教・教育

やっほー。

 

僕は今マレーシアのクアラルンプールにいます。

本当は休学してすぐどっかに旅に出たかったんですけど、3カ月は勉強しろとのお達しが母親から来て、ここクアラルンプールに留学に来ています。

一月末まではここに滞在する予定です。

 

留学といっても語学学校ですし、もともと一日6時間のみっちり勉強コースだったんですけど、それが嫌で勝手に2時間のプライベートレッスンに変えちゃったりして結構自由してます。

 

まぁ僕が暇なときに何をしてるかは今度話すとして、今回はマレーシアという国について、それも宗教や国柄について話したいと思います。

 

マレーシアは国民の6割以上がムスリムイスラム教徒です。

現地民とマレー系の人々を合わせてブミプトラというのですが、マレーシアに住むこの人々には、イスラム教を信仰することを国が義務付けています。

町を歩いていると、多くの女性がヒジャブと呼ばれる頭部を隠す布を巻いています。

中には顔や全身を真っ黒の布(ニカブ、アバヤ)で覆っている女性もいます。

 

 

僕の家からは、毎日定時にイスラムの音楽が聞こえてきます。

シェアハウスで、リビア人と住んでいるのですが、彼曰く、この音楽を聞いて、神(アッラー)を思い出すんだそう。

 

また、マレーシアは有名な多民族国家でもあります。

原住民族とマレー系に加えて中華系、インド系と多種多様な民族がここで暮らしています。 

 

 

マレーシアが多民族国家としての歴史を歩み始めたのは、イギリスがマレーシアを植民地としていたことに起因します。

この時代、中華系やインド系の人々が外国人労働者としてたくさん連れてこられたのです。

独立後、彼らは現地人と対立してしまい、政府はマレー民族優遇政策、ブミプトラ政策を打ち出すのです。

国民のナショナリズムを喚起させ、国民に自主独立へと邁進する意識を付けるといった政治的な意味合いが強い政策です。

さっきの、イスラム教の信仰を義務付けたというのもブミプトラ政策によるものです。

 

また、マレーシアは多民族国家であるが故に、ほとんどの人が複数言語話せます。

現地語であるマレー語に加えて、英語、中国語、タミール語(インド言語)など、平均して3.6言語話せる(世界一位)そうです(日本は1.2言語)。

英語力もアジア第二位で(一位はシンガポール)、学校教育も英語で行われています。

最近では、日本などを見習って現地言語マレー語を大切にしようという動きから、学校教育もマレー語で行うように移行しているとも聞きました。

 

確かに、母国語で高等教育が受けられるのは素晴らしいことです。

日本にいると当たり前に思うかもしれませんが、大学教育までそれができる国は、実はかなり限られていて、恵まれたことなのです。

 

というわけで今回は少し硬派な話題でしたけれども、マレーシアの紹介でした。

マレーシアでの生活紹介(今回は全然生活紹介してないけど)は、今後何回かに分けて投稿します。

 

それでは~。